インド初出展 後記

30th  Surajkund international crafts mela

ナマステ〜

18日間インドの風土にまみれ、どことなく体臭までインドになって無事帰ってまいりました!
今回は2月1日〜15日に開催されるハリアナ州スーラジクンドという地域のクラフトの祭り”メラ”に日本ブースの一員として参加させていただきました。
ダンボール造形作品がどのような反応をいただけるのか、またインドで調達したダンボールで現地制作するとどんな作品ができるのか、海外挑戦の場として参戦させていただきました。

大作は持参できなかったものの、小作品と写真展示をしました。
インドにはペーパーマッシュという小さくした古紙を水でマッシュして様々な造形物を作る工芸品があるので、同じく古紙ダンボールを使用する造形を見てペーパーマッシュだと受け取られ親近感もあり、また生き物を大切に崇めるインド人にとって生き生きとした不思議な表情の生き物の作品は興味の対象になったようでした。

きらびやかな装飾とカラフルな作品を好むインド人には、ダンボールのナチュラルカラーは物足りないようでもありましたが、古紙ダンボールに特化する理由を説明したところ理解していただけました。やはりただの紙なのに値段が高すぎるという反応は日本より多くありました。全体的に低価格の工芸品祭りでの出展だったのでいたしかたないとも思いますが、作品の価値がまだまだ低いのだと実感しました。

2日目から現地制作開始
現地で調達できたのは波が2段で固めの粗悪なのもでしたので、成形も困難剥がしても困難、なかなかうまく進みませんでした。公開制作で困難さを訴えていたところ、みかねた若者が手伝いに入ってくれ、翌日彼の父親が使いやすいダンボールを5箱くらい持って来てくれました。
私のつたない英語でも状況を把握してくれたようで、彼のダンボールはとても使いやすかったですが、いつもの日本でワガママに調達するものとは違いやはり困難ではありました。
また、埃っぽく乾燥しているインドの屋外では作品も土っぽくがさがさしたものになりました。結局トラブルやチームの状況もあり大作の完成までは至りませんでしたが、小作品を4点制作することができました。ダンボールの質で全く異なる表情の作品になり、国が違えば素材も異なり作り手のマインドも大きく変化することを体験しました。

作品を見て、これは何?何でできているの?どうやって作るの?あなたは何人? この質問は世界共通なのだと思いました。
そして、ワークショップはどこでやっているの?これもたくさんの方から参加したいとの要望があり、これを機に私の目指している言葉の壁を越えたダンボールコミュニケーションを世界で実施したいとまた強く思うのでした。

 

簡単ですが報告でした^^

 

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